森英恵の代表作にもなった、1992バルセロナオリンピック女子日本代表選手団が開会式で着用した公式服装です。ジャケット、ブラウス、スカート、帽子、ベルトのセットです。先日、森英恵が亡くなられた際にも、代表作として紹介されていました。当時、彼女が本作品について下記コメントされています。
「世界の関心が集まるのが五輪開会式。日本を世界にアピールする絶好のひのき舞台」。92年のバルセロナ五輪では気を引き締めてユニホームのデザインに取り組んだ。赤い太陽を右肩に付けたのはデザインに勢いを持たせるため。白を基調に襟や丸いポシェットを赤くして既成のパターンを崩してみた。自分では自信作だと思っている。敗戦を体験した私は「日本は二流国ではない」という気概で働いてきた。自分がデザインしたユニホームを着た選手団が行進するのを見たときは感動して涙があふれた。