ご閲覧ありがとうございます。 余白も効果的、構図良し。 母岩の岩肌のクリーム色、いきなり黒を塗る前に薄いブラウンを持ってきて色の濃淡のグラデーションになめらかさを出した色調の巧みさ。 パステル画が相応しい面の粗い画材にまさかの細密画。 樹木の枝の迷いの無いキッパリとした細密線！ 見事な小品です。 この作品は樹木だけではなく木を含むランドスケープを描いたスケールの大きな風景画です。 しかも、一枚で裏表二つの風景で癒されます。 A面は、写真1 B面は、写真6 「樹形石」または「模樹石」と言われる『しのぶ石』ですが、この品に限っては［樹景石]と呼んでみましよう。 呼称からは樹木と言うよりは、ノキシノブというシダの葉に似た模様です。 さて、しのぶ石の正体は、岩石の隙間に生じた二酸化マンガン鉱なのだそうです。 岩石の割れ目へ雨水や地下水が染み込み、マンガンが沈着してシダの葉の様な模様が出来るのだそうです。 模様が現れる瞬間の諸条件、どの様に始まり、どの様に広がり、どの様な条件で沈着が集結するのか？ なぜ、シダの葉の形体が描かれるのか？ 検索後もモヤモヤが解消され無いというのが正直なところです。 説明にならない様で申し訳ありません。 自然界は、「不思議」で溢れています。 しのぶ石の不思議なシダの葉の模様は、部分と全体が同じ形をしている「フラクタル」なのだそうです。 自然界の「フラクタル」図形探し、面白そうです。 雪の結晶が代表的なものだそうで、感動したのは、、特に『紫キャベツの断面』でした。 「フラクタル」を見ると私たち前頭葉を刺激するとのこと。 ゾワっとしたり、安らぎを覚えたりするそうです。 安らぎの風景画、身近に飾っておきましょう。 ご一読くださいましてありがとうございます。