「この女のためなら、妻を裏切ろう、世も欺こう、もはや善悪の彼岸を信也は越えてしまった―。日本中の話題を呼び、論争を起こした“不倫”小説を今ここに...。「貞操」という言葉がまだ生きていた時代、クラシックとモダンが、意識にも風俗にも入り混じっていた昭和初期の東京を舞台に、夫と妻とその親友がはまり込んだ男と女模様。」 Google Books著者代表作『花物語』（1916-25年，24年刊）『地の果まで』（1919年）『良人の貞操』（1936-37年）『安宅家の人々』（1951-52年）『鬼火』（1951年）日本女流文学者賞『徳川の夫人たち』（1966年）『女人平家』（1971年）主な受賞歴女流文学者賞（1952年）菊池寛賞（1967年）新潮社・昭和１２年４月初版発行の吉屋信子「良人の貞操」函付きです。装幀は堂本印象、挿絵は小林秀恒です。８３年前に発行された本なので、函の背には強いヤケがありますが、本体はヤケは少なく、数ページにシミがあるものの全体としては良い状態だと思います。また書込み、蔵書印、シールの剥がし跡などもありません。函、本体ともパラフィン紙を掛けています。この為画像が白濁して写っています。大変古い本であることをご理解の上、購入の検討をお願いいたします。※吉屋信子の以下の作品も出品しています。あの道この道香取夫人の生涯